朝は毎日オレンジジュースを飲む。
いつもと同じコップで、同じ量。同じ位置に置く。昨日も同じ。
飲もうと思って伸ばした手も、同じはずだったのだが…
つるん。ガタン。ばっしゃ~ん。
…朝から、ものすごい拭き掃除を強いられた、こてつママです。
やぁね~。手元が狂っちまったい。トホホ。
はい、気を取り直して(笑) 本日も回顧録、続きます!
見たいけど、見れない
前日の夜、ちょっと開いているように見えた傷口。
朝起きて、再度確認。
…。やっぱ、開いてるよなぁ?これ。
おなかの中を切ったわけではないから、ちょっと傷口が開いたからと言って中身が出てくるわけでは、ない。
けど…。
普段の私なら、傷口くらいでひるんだりはしない。
どえりゃぁ~事故の、バッキバキの骨折もなんのその。つま先が考えられない方向むいてる足だって、平気で持ち上げられる。
ドラマとかで見る、大動脈クランプ→開胸心臓マッサージ(お胸を開いて直接手で心臓をもみもみするやつ、ね)も、全然余裕で見ていられる。むしろ前のめり。
仕事中なら、ね。
相手が患者さんであるならば、そこにどんな状況がありどんな状態が繰り広げられていても平気。
でも、ダメなんだよなぁ~。自分のことと、こてつんのことは。
直視できんのです。なんなんでしょ、これ。
怖さ、なのかなぁ~。やっぱり。
だから、この、ちょっと開いてると思しきこてつんの傷も、
ひっくり返してホールドして確認するってぇことが、できない。
こてつんが自ら横になった時を見計らって、チラッと。
へそ天してくれれば、簡単に確認できるのだけれど、しそうでしない。
やっぱ、痛いんだと思う。
確認しないと、次に進めない!
意を決して 覗き込む。
…。 やっぱ、開いてるわ。ここ。 糸、取れとるし。
仕事納めなのに、早退
ものすっごく忙しい年末。戦場状態の職場だったけれど、
こてつんの一大事だもんで。
無理をお願いして、午後半休をもらう。
事情を察して、快く仕事を引き受けてくれた後輩たちに感謝しつつ、こてつんを病院へ。
本来なら、次の日に診察予定だった。
「ホントは、明日診察予定なんですけど。ちょっと傷口が開いてるような気がしまして…」
この日はいつもの先生はお休み。
代わりにいらしたのは、お若いルーキー先生(かわいい系男子・笑)
丁寧に診てくれました。
診察台の上で「そうですねぇ~。あー。開いてますね。あ~」
「どのくらい開いているか、詳しく調べたいので。ちょっとお預かりします。外でお待ちください。」
あ、はい。
え~っと… そんな、開いてた?
しばらく待つ。
「どうぞぉ~」と呼ばれて診察室の中へ。こてつんは、いない。
「結論からいいますと、傷口は8センチ×5センチくらい開いてます。」
は? 8×5センチ??? でかくね?てか、ほとんどじゃね?
心の中では叫んでいたが、声は出ず。 えっ…と絶句。
「また縫うことは可能ですが、多分、同じことを繰り返すだけかと。」
あ、はい。あたしもそう思います。
「動く場所ですし、かなりきつめにギリギリのところで縫ってますから…。テンションがかかっているので、ちょっとの動きでもはじけちゃう。そういう感じでして。」
ああ、分かります。 だから バタバタ走る。 うん。
「また縫うとなると、これだけの範囲なので麻酔が必要となりますし…。」
はいはい。
「縫わずに、しっかり動かないように固定して。消毒しながら皮膚再生促進のお薬を使って自然にくっつくのを待つほうが、いいかと思います。」
あ、はい。そうですね。
「入院になります。」
チーーーーーン。
開いた傷口の感染等の検査・毎日の消毒→包交 などなど
これからの事の説明を聞き、承諾書にサインする。
「よろしくお願いします。」とお預けし、入院中に必要なご飯を取りに一時帰宅。
はい。こてつん、退院から8日で再入院です。
こうして、こてつんは2021年年末~2022年年明けを動物病院にて過ごすこととなりました。
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