我が相棒・こてつについてお話ししたいと思います。
パーソナルデータ
名前 こてつ (通称・こてつん)
2012年8月29日生まれ オス 去勢済み
生まれたのは沖縄県らしい。「らしい」というのは、血統書にそう書いてあるから(笑)
こてつんはペットショップ出身です。
ミニチュアダックス ブラックタン ロングヘアー
小顔で 長めのお耳の毛はブラッシング後に黒髪美人さんと言われます。
体はふつう。ごくごくよくいるダックスサイズ
体重は、5.1~5.2㎏くらいを保っています。
そうだ!犬を飼おう!
そう思ったのは、母が乳がんを患ったから。
何の関係が?ですわね(笑)
母が突然「なんか胸に固いのがあるから、病院行ってくるね~」と言い出したのが、その年(2012年)の2月くらい。
そりゃぁ、乳がんですわぁ~。と判明し、術前化学療法が始まる。
ちょっと小さくなったのを確認し、手術をしたのが5月末。このとき、母はちょうど61歳になったころ。
術後の病理診断で ER=90% PgR=90% HER2=0 MIB1=25% n=15/19
↑このへんのことは、お判りいただける方のみ理解していただければよいのですが…
ざっくり言うと、「ホルモン陽性のわりとやんちゃなガンで、リンパ節転移けっこうあるよ」みたいな感じでした。
術後、退院後初回の外来診察で
この結果、特に「手術の時に一緒に取ったリンパ節19個のうち、15個に転移がみられました」の言葉に母は無言で青ざめていた。
母のこんな表情を見たのは、後にも先にも、これ一度きりです。
その後の母は、静かにすべてを受け入れ、治療を受けてましたよ。
抗がん剤の副作用がつらくて、動けなくなって病院に担ぎ込んだりもしたけれど。時々、「気持ち悪い~」とか、「うんち出ない~」とか、そういうことを漏らすことはあったけど、感情的にわめき散らすとか、誰かに当たり散らすとか、そんなものは、なかったですね。一度も。
そういう母をそばで看ながら、「5年後、母はここに居るか分からない」という事実を認めざるを得ないわけで。
「自分の家族が、この世から去ってしまうかもしれない」
ものすごい、恐怖に襲われました。
仕事柄、人の生死に触れることは多々あります。でも、やっぱり、どこか他人事だったんですよね。
えー、あたしまだ、あれのこと知らない
えー、あたしまだ、これ頼んだままだ
えー、あたし… えー、あたし… えー、あたし…
そんな、プチパニック。
当時、私は40歳手前。大人になったつもりでも、まだまだ未熟だと痛感したのです。
少し冷静になって、考える余裕が持てるようになったとき
命って、尊くて・儚くて。いつ、なくなっちゃうか分からないんだ。
母だけじゃない。父だって、妹だって、弟だって。そう、自分だって。
だったら、やらないでいる事、できる事はやっておかないと!
ずーっと、犬を飼ってみたいとは思っていた。でも、なんやかんやの言い訳と、いなくなってしまった後の淋しさに耐えられる自信がなくて、できなかった。
自分の家族が欲しくなった。
自分の子供を、産むことはできなくとも
犬を育てることはできる!
そうやって、自分の家族探しが始まったのです。
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