様子見していたこと

気になること

それは金曜の夜、突然訪れた。

いつものように夕飯を食べ、

いつものように私が家事をこなす間の、

こてつんのコロコロインおやつを用意。

「さ、どうぞぉ~」と見せるも、

クッションソファーの上から動こうとはしない、こてつん。

はて?

「ほぉら、コロコロだよぉ~」と振って見せても、

黙ってじーっと見つめるだけ。

…これは

嫌な予感しかしない。

え?え?え?

と、不安がよぎる。

どどど、どうしよう。

この時間じゃぁ、夜間救急しかないし。

てか、近くにある夜間救急を、私は信用していないし。

一度、えらいめにあっている。

え?え?

こてつん、動けなくなっちゃったの???

不安な気持ちを落ち着けつつ、

ちゅるび~を差し出してみた。

いつもなら、取り出しただけでも喜んで飛んでくる。

足元で、「はやくっ!」と飛び跳ねて催促する。

…やっぱり、動かない。

目はランランと期待に膨らんでいるようだけど

身体を動かそうとはしない。

口元まで持っていく。

喜んで食べる。

「こてつん、動けなくなっちゃったの???」

声をかけてみる。

「どこか、痛いとこ、あるの???」

とりあえず、隣に座ってみる。

ゆっくりだけど、膝の上には乗ろうとする。

しばらくそのまま、様子見。

そういえば、今日のうんちがまだだ。

そんなこんなを、薄ぼんやりと考えていたら、

ゆっくり動き出した。

遠くまで行かずに、そばでうんちスタイル。

でも、足取りがおぼつかない。

踏ん張りがきかないのか…

若干滑りながらも、立派なブツを産み落とす。

いつもはうんち後は、ダダダーッとひとっ走りするが…

どうだろ?

と見守っていると、軽く歩き回ってはいる。

動けないわけでは、なさそうだ。

でも。

痛いのかな? それとも、麻痺なのかな?

モヤモヤしながら、

それでも、私が座れば膝の上に乗るこてつんを優しく撫でながら

とりあえず、伸びていてちょうど切ろうと思っていた足裏の毛を

出来る範囲でバリカンした。

身体をひっくり返したり、押さえるのは怖かったので、

そのままの姿勢で、出来るところをちょっとずつ。

後ろ足は、なんとかバリカンできた。

しばらくしたら、チッコをするために移動を始めた。

後ろ姿を観察。

疑ってみれば、力が入っていないようにも見えるけど

いつもと同じと思えば、同じか…? な、印象。

動いてはいる。

「今日はこのまま、様子見しよう。」

「状態次第で、朝一で病院に…」

と、そのまま何もせずに休むことにした。

私が寝る体制になると、

最近のこてつんは、私の頭の横によじ登る。

でっけー枕によじ登るのです。

それが出来るのであれば、痛みはないのでしょう。

どうするかなぁ?と思いながら横になると

のっそのっそと、登り始めた。

あ、動ける。

ちょっと安心しながら、就寝。

翌日の朝、早めに目覚めた。

いつもよりも早く。

横には、いつもと同じ寝姿のこてつん。

変わりはなさそう。

トイレに行こうと立ち上がり、

戻ると、起きて帰りを待つこてつんの姿。

てけてけと、いつもと同じ足取りで、歩いてくる。

ああ、動ける。

滑ってる様子も、おぼつかない様子も、見当たらない。

とりあえず、1日様子見しよう。

しばらく時間が経ち、うんちタイム。

今度は、しっかりと踏ん張れている。

あのときは、ホントに力が入らなかったのか

はたまた、毛のせいで滑っただけなのか。

真相は分からない。

でも、その後はいつもと変わらない。

土曜の夜。

クッションソファーの上にいる、こてつん。

やっぱり動かない。

…もしかして。

かなり使い込んでいて、くたびれているクッションソファー。

埋もれて、動けなくなってるだけなの、か???

ならば、いいのだが。

瞬発力は、無くなっているとは思う。

これがシニアなのだ。

と、実感することも、多々ある。

そういうことなのか?

こうやって、ちょっとずつ

今まで出来たことが、ふいに出来なくなっている。

そんな、現象なのかな。

結論。

ヘルニア再発かと焦ってみたけど

とりあえず、違うような気がします。

うんちもチッコもちゃんと出てます。

足取りも、おかしいと感じることはなくなりました。

元気に動き回る年齢ではなくなった、こてつん。

そういうことなのか、な。やっぱり。

そんな週末でありました。はい。

疑ってみれば、そう見える。でも、多分大丈夫。
日曜のご飯の時は、ぴょんぴょんダンスしてたから。
このまま、何事もありませんように。 

ポチッ↑と応援、励みになります。ありがとうございます☆

コメント